ニキビ

原因
ニキビができる原因は、性ホルモン、皮脂分泌の増加、毛穴のつまり、アクネ菌の増殖が関係しています。
でき方
  1. 毛穴からの皮脂の分泌が増える
  2. 毛穴の角質異常で、皮脂の正常な分泌が困難になる
  3. 皮脂が毛穴に詰まって非炎症性丘疹(白ニキビ)が形成される
  4. アクネ菌などの菌が白ニキビに感染する
  5. ニキビが腫れて、痛みを伴う炎症性丘疹(赤ニキビ)になる
  6. 赤ニキビが悪化すると膿をもった膿疱性痤瘡となる
  7. そのまま放置すると瘢痕(ニキビ痕)になる

ニキビの治療

ニキビは

ニキビを治す治療とニキビをできにくくする治療、ニキビ痕を綺麗にする治療に分かれます。

ニキビを治すには抗生剤入りの塗り薬外用剤、ニキビを予防するアダパレン、過酸化ベンゾイルなどの外用剤を塗る方法があり、症状や体質に合わせて上手に組み合わせていく必要があります。

  1. 抗生物質入り外用剤

    • ダラシンゲル、ダラシンローション

      クリンダマイシン(リンコマイシン)という抗生剤

    • アクアチムクリームアクアチムローション

      ナジフロキサシン(ニューキノロン)という抗生剤

    • ゼビアックスローション新しいので耐性菌が少ない

      オゼノキサシン(キノロン)という抗生剤

  2. ニキビを予防するピーリング作用のある塗り薬

    継続使用でニキビができにくい肌に

    • デュアックゲルベピオ+ダラシンゲル

      抗菌剤が入っているのでこれだけ単独でも使用
      基本はニキビの上だけに使用

    • ベピオゲル過酸化ベンゾイル

      抗菌作用、毛穴の詰まり改善
      顔以外にも使える。漂白作用あり。
      アレルギーあり。

    • ディフェリンゲルアダパレン

      レチノイド用の作用
      アレルギー少ない。毛穴の詰まり改善。
      白ニキビを治す。

    • エピデュオベピオ+ディフェリン

      最も作用がつよい

  3. 使用方法

    診察にて症状に合わせ適切に薬を組み合わせます。
    朝は洗顔後抗生剤入り外用剤、夜は洗顔後、保湿剤を塗布した後、ニキビを予防する外用剤と言う組み合わせで治療開始することが多いですが、ニキビをできにくくする薬は赤くなったりひりついたり皮がめくれたりする副作用があります。必ず診察を受けて、適切に継続していくための塗り方の指導を受けて頂きます。使用方法は症状により変わります。
    抗生剤を内服して頂く場合もあります。以上のお薬に夜よる治療は保険適応です。
    初診後、1−2週後に再診し、その後3ヶ月間は2週おきに診察して頂きます。

  4. ニキビ痕の治療(赤いもの、色素沈着)

    ケミカルピーリング、イオン導入、IPL、ZOスキンヘルス、エレクトロポレーション、ウルトラデュオ (保険外)

    詳しくはこちら

  5. ニキビ痕の治療(凹み、クレーター)

    ダーマペン4、フラクショナルマイクロニードルRF、ZOスキンヘルス (保険外)

    詳しくはこちら